読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ふせんの日記帳

日々の適当なあれをあれするブログ。ニッチな話題が多い。たまに絵をうpする可能性もある。取り上げている話題について一定程度の知識を有していないと理解できないことがあるので注意。

油絵の模試行ってきた

今日は美大の模試があったので行ってきました。昨日の午後と今日の午前で描き、今日の午後に講評がありました。

モチーフは二つあったのですが、その二つがどうも離れすぎていて、二つとも入れるとキャンバス内でのモチーフの大きさが小さくなってしまいそうだったので、片方を描くのをやめてしまいました。
どこを切り取るのも自由なので別にそれは構わないんですが、周りはみんな両方入れてる(角度的に入れやすい人も多い)のに、僕だけ入れていないのはなんか居心地が悪かったです。

まず、モチーフをクロッキー帳に描いてエスキースにして、そのあとキャンバスに描こうと思ったんですが、ここで大きな問題が。
練り消しないやん。

どうやら僕は消すことができない状況でキャンバス上に下書きをしなくてはならないようだ……、と絶望しかけていた僕は、なんとなく周りを見渡しました(美大の試験は周りを見てもカンニングしようがないので見てもオッケーです)。
するとそこにはなんかばばーっと水色をキャンバスに塗っている人が。そういうのもあるのかと感心して右を向くと、今度は茶色をばばーっ。

鉛筆で下書きしている人も、炭で下書きしている人もいましたが、どうせ消せないならいきなり何か塗ってしまえと思い、僕も刷毛を使って夕焼けっぽい色をはばーっと塗りました。別にその時間夕焼けではありませんでしたが、他のばばー組とダブらない色が良かったので。

そしてそのあとはなんか適当に塗り進め、案外うまく行ったので、「厚塗りどうしても上手くいかなかったこの僕が油絵では厚塗り界のヒーローじゃないか!」と大げさなことを考えながら1日目終了。あくる日の悲劇などその時は予想だにしていませんでした。

それはそうと、昨日から出来てるこの右腿の上にできた謎の出来物、めちゃくちゃ気になるんですよね。昨日帰っている途中で痒くなって、ポリっと何気なくズボンの上から太ももを掻いたら、その瞬間が激痛が走りました。

驚いたので家で確認すると結構大きなポッコリがあるじゃありませんか。なんなんだろうと見てみるとその震源地には一筋の柱が。そう、毛です。

僕は脚が結構生え散らかしてるので、毛は無尽蔵にあるわけですが、腿の毛のうち1匹がクーデターを起こしたようで、これは前代未聞でした。このまま謀反の流れが始まったら僕の毛は全て出来物製造機になってしまう……。
ここはなんとしてでも食い止めなくては! 僕はそう思い、おもむろにセロハンテープを取り出しました。

そしてそれで毛を挟むと、「ハイヤァァ!」と引っこ抜きました。
いやぁ、いい仕事したなぁと思い、そのままグダグダ時間を潰しながら就寝。
翌日の朝見てみると、中から膿が出てました。やはりいい仕事だったようだ。

2日目。この日は朝から作業です。あまりの眠さに帰りたくなりましたよもう。
昨日時点でまあまあ出来ていたので、今日は細かいところと、顔を描くくらいでした。まあそこまで慌てることもなく描き終え、試験終了。なにせ描くもの一つ減らしてますからね。背景もろくに描いてないし。というか壁だし。
最後は輪郭を綺麗にしようと思っていたのですが、まだ乾いていなかったので上書きできなくて少し汚くなってしまいました。

そして片付けが始まり、周りがテキパキ片付けている中、僕はもたもた。変に焦って片付けていると、やらかしましたよ。ええ。親指の関節部分の皮膚をペーパーパレットで切ってしまいまして。

しかしそこはレンジャーのスキルを取得している僕ですから(大嘘)、とりあえず傷口を思い切り押さえながら片付けを終え、そのあとは絵に使っていたキッチンペーパーを小さく切って傷口に当て、同じく絵に使っていたマスキングテープを使って簡易絆創膏を作りました。

適切すぎると言ってもいい処置によりほとんど出血はなく、気になるのは油絵の成分が傷口から侵入していないかどうかだけです。
もし侵入していたら具合が悪くなるかラリっちゃうかのどちらかでしょう。後者は怖いからせめて前者であってくれ。

待機室を用意してあると言われたのでその場所に向かうと、すでに人が集まっており、談笑しておりました。
空いている場所に僕はどかっと座り込み、もっしゃもっしゃとご飯を食べ始めたわけです。
すると急にみんな絵を描き始める。ああ熱心だなぁと感心しながら僕はもっしゃり。

食事も終わりがけになったところで、前方の視界に女の人が。

「何科の生徒?」

なんだろう。どういう意図の質問かわからないけど、答えておくか。

「油絵です」

なにやら困った表情をしているな……、何かしてしまったか?

「ここ今授業してるから、悪いんだけど廊下で食べてくれる?」

「あ、すいません」

あ、すいませんじゃないよ。なんか困った人だなぁみたいな扱われ方しちゃったよ。
いやしかし、入ったときは描いてる最中風に見えつつもみんな思い思いに座って駄弁っていたから、ここだと思っても仕方がないだろう。僕は変じゃないはず。 なんとなく恥ずかしくなりながらも、恥ずかしそうにしていると本当にただの恥ずかしい人だ。そう思った僕は、困った人を演じきりましたよ。ええ。
開き直って特に慌てることもなくのんびり片付けてのんびり退出しましたよ。こうだろ? これがいいんだろ? 困った人だなぁって思いたいんだろ君は? 僕のことをよォ〜〜ッ!

そう、あくる日の悲劇とはこれのことで、別にキャンバス上で大きなミスを犯したわけではありません。まあ現実上のミスもこの適度なら日常茶飯事なんですけど。なんですけども。

そうして退出したあとその階をウロウロしていたら、今度こそ本当に開放スペースを発見。
講評が始まるまではまだ時間があるので、なんとなく時間を潰しておりました。

講評の時間になって、僕はようやく気がつきました。
これ、絵画や。
そう、これモチーフを描くというよりモチーフを生かして自分の絵を描くって言った方が正しいような感じなのです。人間と静物の距離なんか問題ではありませんでした。好きなように重ねてしまえばいいのです。僕らを縛れるものなんか初めからなかったんだ。

それに気づいても時すでに遅しだったので、僕は次から頑張ろうという意識にすでにシフトしていたわけですが、講評も聞いてきました。

言うには、塗りはこのままスキルアップしていけばよく、まあ後はなんだろう、うーん、よくわからなかった。うん。何か言われたんだよ(覚えてない)。
2枚目だからしょうがない、頑張ろう、みたいなことがほとんどで、ぼんやりとコメントをいただいた気がするので、あんまり印象はないですが、とにかく得たものは大きかったと思います。

今回僕は普通に描いて終わりだったので、自分らしい表現を探す旅に出ます。
おっかさん、それじゃあ行ってくるね。

Tree of Saviorの世界にな!!!
(訳:ネトゲやります)